※SEVRES セーブル
※フランス国窯〜フランス国立セーブル陶磁器製作所
ルイ15世の寵愛を受け、陰の宰相とも言われたポンパドール夫人は1756年、それまで国の保護の下に発展してきたパリ北郊ヴァンサンヌの窯を西郊のセーブルにある自分の館ベルヴェーに移転しました
その後1759年には「王立セーブル製陶所」となります
商業目的で製作される事がほとんどなく、セーブルで作られる食器は主にフランス国家の為に作られます
最高の品質の作品を生み出す為に年間の生産量が6000ピースと極端に少なく、一般に出回りにくい事から「幻の陶磁器」と呼ばれています
※灰皿(サンドリエ) 希少品
ファットブルー
24K金彩小花紋様
この作品のフォームはジュール・コンスタン・ペイル(Jules-Constant Peyre、1811年 - 1871年)によるものです
1845年から1858年までセーブル陶磁器製作所で彫塑家として働き、その後1856年から1871年にかけてはデザイン部門の責任者を務めました
1845年に陶磁器の器形「ペイル」(Peyre)を創作しました
これはセーブルブルーに24K金彩で装飾を施した食器などに用いられ、今も希少価値の高い作品として知られています
セーブル独自の青色彩色は「王者の青」と呼ばれ、世界中の人々を魅了してきました
こちらはセーブルブルーの中で最も深い色味を持つファットブルーです
24K金彩の小花文様は型押しが施されたのち手描きにより丁寧に仕上げられ、プチ・フー(金や色彩を低温で焼き付ける)技法が使われます
金彩による小花文様も施され細部に至るまで贅沢に彩られています
セーブルブルーならではの深いコバルトの色味と金彩装飾の調和が実に見事です
高度な技術を持つ職人により施された金彩が光を受けて輝き、とても優雅な雰囲気を演出しています
※成型年度 1963年
※サイズ
<直径> 15cm
<高さ> 3.5cm
<高台直径> 4cm
※ヴィンテージ未使用保管品
購入後未使用梱包で保管していました
ヒビ割れや欠け、金彩の変色剥離などダメージは見られず、大変綺麗な状態で美品です
保管中のわずかなスレなどはご了承お願い致します
素材···陶磁器/焼物
形···円形
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